一保堂茶舗が初めて百貨店に出店した阪神百貨店梅田本店で一保堂の商品が揃いテイクアウトやワークショップも行う「一保堂茶舗のスーパーマーケット」として老舗茶舗が新たな展開をするプロジェクト。従来の商品販売機能と日本茶のテイクアウトのオペレーション動線を一つのカウンターにまとめる為、無垢板材のロングカウンターを設け中央の円柱をぐるりと囲う様に商品・サービスを配置し回遊性をもたせたゾーニングとしています。
中央の円柱には塩川いづみ氏が描いたお茶を楽しむトラがお客様をお迎えし、カウンターや什器の腰、壁面棚の背景、ディスプレイツールにはハタノワタル氏によって黒谷和紙が施され静かに、品のあるやわらかなしつらえとしています。茶は3煎までということから中央什器の腰は煎を重ねることで変化する茶の味や風味のイメージを銅色の変化で表現し、天井には3本の光の煎が百貨店平場であるこの区画の領域を示す様に吊られています。
長い年月人々の生活にそっと寄り添ってきた一保堂茶舗の店舗として華美にならず静かに、これからも生活の中にしっかりと寄り添いながら気付けばふとそこにある存在であるという事を想い描きながらデザインさせて頂きました。
BAMBOO MEDIA
https://www.bamboo-media.jp/archives/31521/
TECTURE MAG
https://mag.tecture.jp/project/20220623-ippodo-tea/
construction / zycc
washi / wataru hatano
solid wood / shfw
illustration / izumi shiokawa
photo / daisuke shima
designed in zycc
washi / wataru hatano
solid wood / shfw
illustration / izumi shiokawa
photo / daisuke shima
designed in zycc