3年前に開院された内科内視鏡クリニックの増床PJ。既存クリニックの上層フロアに位置し待合と個室を主としたフロアとなるため医療施設という事を感じさせない特別感のある空間と、今後の更なる増床を見据えたゾーニング計画が求めらた。造作や照明器具・ソファなど各所に丸みを持たせたやわらかな空気感の中に外光が気持ちよく差し込むホテルライクな空間を目指しました。各所に散りばめたオリジナルのPIPE意匠は待合いスペースでは和を感じさせるディティールに照明機能を持たせ、PIPE先端から光がこぼれるルームサイン照明は内視鏡からイメージしシンプルでやわらかな空間に直線的かつ工業的な素材感を落とし込むことでほど良い緊張感を加えています。また来院される方々に末長く健康に過ごしてもらえる様にと思いを込めて樹齢100年を越える杉の無垢材から削り出された北田氏の作品を空間に添えています。
3年前にお手伝いさせていただき、そこから一歩ずつ地域の方々の健やかな生活に貢献され、今回またお手伝いできた事を嬉しく思います。ここからさらに地域に根付いた場となっていく事を願っています。
construction / crafta co.,ltd.
lighting / ylights inc.
stool / kitada kojiro
photo / daisuke shima
lighting / ylights inc.
stool / kitada kojiro
photo / daisuke shima